beautiful
あなたは
寂しい
悲しい
から
綺麗なのだよ、というひと
に初めて出会って
声が詰まってしまった。
だとしたら
この気持ち( 。)は間違ってないのか。
現実も幻想もまぜこぜ
どっちがどっちがわからないまま
消えて行きたいと願ってるでしょ、なんて
本人にもわかりたくないことを聞かないでください。
あなたの言葉は
全部
さみしい
愛されたい
の
代弁なだけなのだから(だから嘘ってよく言われるのか)
もう言葉を増やすのやめなさいって
さみしいこと
悲しいこと
探すのやめなさいって
でも。
完璧に埋まってる感覚こそが異常事態だから
何か欠落感が欲しくって
わたし
さみしい感覚
あのライラックみたいな
夕陽が紫に交じる
夏から秋にかけて匂いが変わる日。
お花の花びらが少しよれてしまったのを見つけた時
そんな、
涙はでないのに
胸のあたりは大きく息をしなければ窮屈な
ため息を言葉の代わりに出すとき
お父さんが苦しい顔をした時がフラッシュバックする
いくらでも
悲しい
せつない
さみしい
そんな思い出を掻き集めて一瞬の感情を極限まで
凝縮して固めたような。
いくらでも
揶揄できてしまう。
そうやって
わたしの美しさは成り立ってるようです。