夢物語のようなあなた。

 

母と電話してて

 

 

 

なんか、お母さんからしたら

わたしはほんっとうに爆弾みたいで、

夢に出て来るような、

フィクション映画に出て来るキャラクターみたいな

そんな娘だ、と言われた

 

 

 

 

だけど

母が見ていたわたしはほぼ現実的なわたしで

離れて暮らしてたのによくわかるなあとか

さすが母親ってすごいなあとか思ってしまった。

 

 

 

なかなか隠すのは難しいようね。

 

 

 

冒険が好きなくせに

安全じゃないと嫌で

背徳的なのに

正義感の強い

中途半端で曖昧な優しい娘、とおっしゃっていた。

 

 

 

大正解笑

 

 

 

母は

先日小林麻央さんが亡くなった事を受けて

わたしのことを異様に心配してた

 

 

 

これからわからない土地でひとりで

仲良くしてくれる方に恵まれるまでは

きっと多くを溜め込んでしまう、

あなた(裕子)は聡い振りはできるけど

きっと、相手のこころばかりを大事にして

辛いところも、気位の高さが邪魔して出さないだろうから

それがいつかみたいに体に来ても

お母さんは助けてあげられない

それでも、あなたが決めたんだから

それを応援するしかできない

そして

麻央ちゃんは、心半ばだろうけど

それでも、立派です

引き合いに出すのは違うけど、

万が一何かあった時でも

私の娘は立派です、と言わせて欲しいと

お母さんは思っています 

偉くなるとか、凄い人と一緒になるとか

そういうことではなくてね、

自分が決めたことを、ただ愚直に全うすること

やっていった後に結果が来るんだから焦らずに。

 

 

 

みたいなことを、少し苦しそうな声で言ってた。

 

 

 

わたしはお母さんからしたら

彼女の正解を壊すモンスターだったに違いない。

ピアノもバイオリンもフルートも拒否して

あげく

野球をやりたい!とか言って

結局吹奏楽ではなく、演劇部でも華道部でも

美術部でもなく

ソフトボールを6年やって

骨折8回もするし、

入院するし

顔に怪我した時は真っ青だったなあ笑

大学も女子大ではなく、共学で

唯一、留学は母のやりたかったことでもあったから

選考通った時とても喜んでくれたけど

就職で大手じゃなかった時の落胆ぶりは今でも覚えてるし

結婚するから、とリッツ辞めた半年後に別れたり

その後やたら遊んでしまった時期に

わたしのカバンの中から勝手に見られたくないものを取り出したり

したから

大げんかしたなあ

「いい母親にならなきゃいけないのわかるけど、私にそれを押し付けないで!」

って手紙と一緒に突き放したなあ

「裕子からの手紙を見て、涙が止まりません。ダメな母親で本当にごめんなさい。」とメールが来た時、私は最高に親不孝を感じたなあ。

あー、あの時は苦しかった。

彼女の中のタブーを、散々ぐちゃぐちゃにして

いきおおせて来たなあ

私が人生最大に死にたくなった時も

お墓詣りに行った時も

きっと気づいてたんだろうなあ

この間だって

好きな人がいるから結婚しない、なんて

言って

さみしい顔をさせてしまったし

今回だって、仕事決まったと思ったら

沖縄行っちゃうって

書いててわたしがさみしいや

もう何かあっても1時間じゃ帰れない。

ひとりだ。

なんか、

都内にいる時は

すぐ帰れるしって思ってたから

あんまり離れてる感じなかったけど

今度は違うし。

毎月帰れないと思うし。

おばあちゃんの誕生日何か送りたいなあ。

わたし家族だいすきなんだよなあ。

あーー、これから

何をしてあげられるんだろう

きっと早く結婚して

孫を見せて

しあわせだよーー(*´꒳`*)って

旦那さんと子供たちとうまくやる事なんだと思うけど

それ以外に何をしてあげられるんだろうか

家族には世界一しあわせになって欲しい

あの、田舎から嫁いで来た世間知らずのお嬢さんには

汚いものは何一つ触らせずに

綺麗なまま笑っていて欲しい

お父さんも

相変わらずゴルフが楽しくて仕方ない

陽気なおじさんでいて欲しい

みんな、

楽しく元気に過ごしてくれていたら

わたしはそれだけで安心。

 

 

夢物語のような

キャリアをこれからも積んでいくと思うけど

まだ爆弾みたいな生活をしているけど

現実に

とても家族を愛している裕子を忘れないでほしいな

って

いえばよかったな。

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