あのひと
わたしのなかのあのひとは
1人しかいないんだよねえ
びっくりするほど本質的で無邪気で
時に残酷で、わたしの頭の中で勝手に動いてるひと
いつ会えるのかなあって
返ってこないメールを見ていつもおもう
きっとよくわからないけど
想うということばは全部あのひとの為に
わたしの中で生きてるんだろうなと思う
いつだったか
思よりも
想をつかうのには意味があって
木=気
で
目は口ほどにものをいう、つまり本心
心はそのまま心。
つまり
想
は
ひとのこころ全て詰め込んだ漢字なのだということ。
ということを勝手に思って。
いつだって気持ちも、目も、こころだって
どこにいるかわからないけれど
あのひとを追っているような
待っているような
ひたすら望んでいて
でも走り出したのにわたしは
中途半端に手を離してしまって
一緒にゆっくり引き剥がされるようなそんな痛みを負って
どうせ傷つくなら
こてんぱんに、もう思い出さない程
想を殺してしまいたかったのに
きっともう。
どうしたらいいかわからないほどわたしの中で成長してしまったんだ。
好きでいたいんだ。
好きなのが普通なんだ。
それをさ、書きたいんだ。
名前さえ呼べたら、もうそれだけで
想いの丈はまとめて吐き出せるのに。