やさしい、ことば

ごめんなさい、と

言いながら

あたまのなかでも

「ごめんなさい。まだすきでいたいです。」

ひらがな がタイピングされる。

 

わたしは

目と耳の感覚がつよい。

イメージするのは苦手なんだけど

なぜがそのことばは

うつ伏せに寝て

見えないはずの目の前によく見えた

 

耳から聞こえた自分の情けなくて

助けてほしいような声は

まだ、自転車に乗れたくらいの小さい子供みたいで

 

きっとまだ、こどもの自分が

「あの時からずっとほしがるのを我慢してきたんだから、これだけはちょうだいよ」とないてるんだ、となんだか、わかってしまった。

わかってしまったってなんだ、と思ったけど

そういう表現。

 

わたしは一生のお願い!をほんとに一回しか使ったことないのだけど、

今になって もういっかい使えたらなぁって

なんかこれ書いててまた泣けてきたなあ。