どうせなら

根こそぎ奪っていってほしい。

記憶も

環境も

未来も

大事なものさえ

そして残ったのがあなただけで

あなたしか居なくて

もうその手を取る以外の選択肢を無くして

ふたりきりの孤独のスタート

 

とか、こういうテーマはちょっと暗いかなあ…

ステージポップにしたらうまく誤魔化せるかな。

 

でも

この人さえいればあとはなにもいらない、って

人生に一回くらい

みんな思ったことあるんじゃないかなあ。

だけどやっぱり環境や自分の経験や常識にとらわれて本能を全うできなかったとか。

結果でエピソードの結末を決める事が多いけど

人生みたいに、

なんて幸せなんだろう

あの時は幸せだった

あの時は幸せだったはず

あの時は幸せだったと思ったのに

何でこんなことになっちゃったんだろう

っていうバイオリズムを巡っていくのも

ストーリーとしては面白いんじゃないのかなあと思う。

 

わたしの得意な一端を切り取って価値を決めてしまうような、そんな感じ。

 

セックスで夢中になって背中に爪を立てられても

後になったら痛むし

治るまで時間がかかるけど

どこか甘ったるい余韻とフィルター被せ気味の記憶が蘇ったりしてるような感じ

これはわたしにはわからないかなあ

 

小説を書くには、

平穏の中であたためられて

かつ

振り回されなくてはいけないって最近思う

 

沖縄の生温い風が

車のハンドルを取るくらい強くボディを叩くように

一瞬のひらめきや

ぐずぐずに煮て焦がした感情の上澄みを掬うには

清濁両方なくてはならないんだ、きっと。

どっちか清でどっちが濁かは一生わからないけど

 

 

はーーーー

異様に美しくなりつつ、

この上なく汚れてみたいな