結果なし

結局のところなんだけど、

何も見つからなくって絶望した時に聞こえるのは自分の生命の音だけだと。

逆にしあわせな気持ちな時に聞こえるのは、きっとだれかとじぶんのなんかの音だと。

 

 

ひとりでひとりを感じることはとても孤独で、なんていうか、別に哀しいとかではないけど

じぶん ひとり をありありと突きつけられる瞬間であって

それでも結局

無には程遠いというか

何も意識できないほど思考は停止できないんだなあって。血の巡りを止めたら止まるのかな。

かえって何もない時ほど

じぶんのいのちだけをやたら見せつけられて

おまえのだよ!

音してるのは!

無意識にうごいてんだ!

って。

 

目に見えたり、さわれたり実感するものだけがほんとではなくって

ただあるものを感じるその感覚がある以上は

生きてなきゃ行けないのかもしれん。

それはたぶん無意識とか、潜在なんちゃらとかいうんだろうなあ。

だれがこんなのつくったんだろうかな。

生体反応を掌握してんのはなんなんだろ、だれなんだろ。

 

 

コーヒーを入れたロックアイスが溶けて

きゃら…と

音がした時に、

いつもは聞こえない、喉元の音がして

ちょっとびびったっていう話。