裾の一片においても
何を差し置いても
安心が欲しい
しかしながら永遠の安心など手に入らないのは理解している
安心感が手に入った一方で、
また無くなるんじゃないかという不安があるから。
漸く頭を預けられると思ったものの
すぐに不安が芽を出す
悲しくなりたいのだろうなあ。
そんなもの、いくらだってそのあたりに掃いて捨てるほどあるのに
わたしはこのままで良い、と思えないうちに心を預けてしまうことの、なんとこわいことか。
すべては自分の責任で、なにもかも。
もう青くさいことなぞ言ってられないのだ。