げんきですか?

色んな意味でピンチの時に限って母から
「元気ですか。なにか困ってる事はないですか。」とメールが来る。

 

大抵の事は一人で(無理矢理)切り抜けてしまおうとする私にとって、エスパー以外の何者でもない彼女の一言は嬉しいけどなんか少し悔しいのだ。
大事に思ってる人ほどこんなしょーもない事で頼りたくないなあという私の心情をガラケーで打った解像度の悪い絵文字とノリで軽く乗り越えてきちゃうから。


愛なのかなあ。
お父さんは「家族なんだからもっと相談しろ、頼れ」って言ってくれるけど
「もうこれはもう無理だわ!ひとりじゃ無理だ!」
ってところまで行かないと頼れない性格だし
そもそもそんなギリギリになるまで放置できないし 


「めちゃくちゃ可哀想なひと」にならない限り誰かには助けてもらっちゃいけない気がしてしまって。
でもどこかで「一人は寂しい」とか「怖いことがある」「ただ話したい」って思っても「そんなん人には関係ないでしょ。自分だけの問題に人を巻き込むなよ」と思ってどうにかこうにかごまかしてしまうんだなあ。

例えば一郎さんと話したいけど

なんて言って始めたらいいかわからないから

どうにかして自分の背中を押す理由を見つけなきゃいけないんだけど

嫌われてるという前提があった場合、

あの方にとって「仕方ないなあ…」と思う理由を探したら「わたしの余命が残り半年」とかになってくるよなあ。

もうこうしちゃおれん!

みたいな。同情でもなんでもいいから「話してくれそうな環境」を作らねば!としてしまう。

でもそうするともうね、めちゃくちゃ楽しくないのよなあ。そりゃそうなんだけども。

 

 

仕事の事だったらわたしひとりの事じゃないからいくらでも人に頼れるんだけどなあ。