やさしい、ことば

ごめんなさい、と

言いながら

あたまのなかでも

「ごめんなさい。まだすきでいたいです。」

ひらがな がタイピングされる。

 

わたしは

目と耳の感覚がつよい。

イメージするのは苦手なんだけど

なぜがそのことばは

うつ伏せに寝て

見えないはずの目の前によく見えた

 

耳から聞こえた自分の情けなくて

助けてほしいような声は

まだ、自転車に乗れたくらいの小さい子供みたいで

 

きっとまだ、こどもの自分が

「あの時からずっとほしがるのを我慢してきたんだから、これだけはちょうだいよ」とないてるんだ、となんだか、わかってしまった。

わかってしまったってなんだ、と思ったけど

そういう表現。

 

わたしは一生のお願い!をほんとに一回しか使ったことないのだけど、

今になって もういっかい使えたらなぁって

なんかこれ書いててまた泣けてきたなあ。

 

目指す先を変えること

 

それがいままで一番怖かったこと。

どこかで

普通がいい、と思っていたけど

それじゃあ

特別にはなれない、と思っていたから

 

何か特別になれる場所を探してたけど

別にそんなものはきっといらなかったんだなあ

ベランダから外を見てて思った。

 

今日はとても空気が気持ちいい。

家の中よりも外の方がずっとずっと気持ちいい。

 

無くしたものが大きければ大きいほど

穴は大きく空くけど

またたくさんのものが入ってこれる

そろそろ

穴を空けなきゃ

ぼーっと運転しながら思ってる

 

時折苦しくなることリスト

・もうすぐ30なのに結婚相手がいないこと

・実家のインテリアが、古くなっていくこと

・あの日に生理だと言えなかったこと

・誰の役に立ってるのかわからなくなるとき

・自分の目がどんどん見えなくなるとき

・記憶喪失になる夢をみたとき

・自分は庶民なのだと思い知るとき

誠実さとは

できないことはできないと

言うことじゃないのかな

 

 

叶姉妹

歳が近い男の身勝手さと

歳上の優しい狡猾さを比較してたけど

 

狡猾な歳上は 賢くないだけだとそう思った。

 

知ってることは沢山あるはずなのにね。

なんで使わないんだろう。

てをはなす

 

てをはなす、

というのは

 

色んな意味を込めて

使われてる気がする

 

 

期待を持って送り出す時

もう、無理だと限界を迎えたとき

他の何かに気持ちを奪われたとき 

相手の愛を心からねがうときも

 

 

手は

つながりだとおもう

手は

頭脳だとおもう

手は

こころだとおもう

 

 

手放す、という言葉は

解放する、という意味でわたしはよく使う

 

ずっと執着してたもの

それをありがとう

 

と風に流すようなそんな感じ

 

 

わたしは

まだ一郎さんに会いたいけど

前のように恋心から会いたいのか

人として尊敬してる人に会いたいのかが

最近わからない

 

だから余計に、知るために会いたい

 

迷惑だったらやだなあとか思うし

嫌がられて傷つくのもかなしくて

なにもできずにいたりする

 

たまたま連絡が、きたりしたらいいのになあとか

思うけれど

 

どっちにしたとしても会ってみたいなと思ってる

 

あの時のわたしの手をはなした

今のわたしが会うあのひとはどんなひとなのだろう

あの時のわたしはなにをみてたんだろう

今のわたしはどう見るんだろう

 

それを知りたいなあ、って

片手だけはまだ、放せないんだよなあ。

 

一番嫌なこと

 

嫌われてる、ってことはある意味自意識過剰なのかもしれない。

 

 

単に

わたし自身が

あの人の意識にものぼらない存在になってしまうことが。

それが一番嫌なこと。

 

 

ああ、大したことない、と塵のよう に

払われておしまいなのなら

それこそ

まったく見えない人になって欲しい

 

さよならカウント

 

自分の心の中で、

 

「さよなら」と何かや誰かに言うたびに

 

また違うものが生まれていく感覚がある

 

ただ、いまだに捨てられないものがひとつだけあって、それはおそらく執着なんだとわかってはいるつもり

 

それでも、どうしても

さよなら、と言えないのは

なぜなのだろう、とかそんな簡単な詩をうたう気はなくてね。

 

きっとまだ、

こんにちは。もしていないから

はじめまして、わたしはこういうものです。

あなたは?

のところで、わたしから

勝手に会話を切ってしまったから

始まってもないのだとわかってる

 

でもきっといつか

離れなくてはならない日がくるんだ

 

それはわたしが死ぬ時なんだけども

 

なんかそれまでに

このきもちにさよならをいうフリだけでも

できるのかなあって少し不安になった。

 

もういっそのこと

一からやり直せたら、いいのになあ