思い出はいらない
今日は祖母の誕生日だった。
20年一緒にいたのに、一緒にいたことの殆どを忘れてしまっている。
小学生の時に一度一緒に撮ったプリクラを財布の中に貼ってくれていて、とてもせつない気持ちになったのを覚えている。
私の事を好きだと言ってくれた人が、私のブログを見つけ出して赤坂のスタバにきてくれたことや
好きな人の誕生日に何もいえなかったことや
ハイアットで言わせた嘘の好きや
セクハラに対して怖すぎて気持ち悪いと言えなくて、いつか終わる、と受け入れてしまったことや
お酒の勢いでかけた呪いとかも。
本当に全部現実だったのかなあ。
思い出は、あとで快楽に浸るための薬みたいなもので、なんかせつないばっかりだ。
感じ切ったもの、満足したものは引き摺らないはずだ。
最近たくさん夢に出てきてつらい。
思い出すには早すぎるし
思い出にはならないとわかってるし
かなしい気持ちになる為に思い出したくない。