「思いだせないだけ」
最近グルテンフリーを決行して2週間。
心持ちは非常に穏やかになってる。
今度は乳製品控えてみよう。
さて
穏やかになったのはいいが、
激情とも呼べるような、わたしの経験値に基づく国語辞典に鍵がかかってしまっている。
ことばを諦めきれない上に、人様の書き綴ったものから引用するなんて楽はしたくない。
固く練った生クリームのような脳内。
非常に平和だけれど、滔々とひっかかりのない
優等生な言葉だけが関を超えて来られるのか。
きっと濾し器の上は大渋滞なはずなのに。
原因はわかってるんだ。
沼に長く住みすぎた。
もう廃業したのに残されたお店の看板のような。
売るための言葉。
表現はそこまで上手じゃないの。
恋文を書きたい。
欲も臆せずに含んだ、どうしようもないやつを。
嫌悪されるかもしれないし、軽蔑されるかもしれないけど、わりと紙に書いたことは
純度の高いホンネが多い。
魅せるよりも
伝えたい
音も熱も、表情もない
受けとる言葉の背景も違うのなら
くどい、と思われるくらい丁寧に
腹の底を見せてみたい。
きっとそれが私の中での1番の願望。
限りなく怖いけど
きっとこの世でいちばんの快感なはず。