こういう痛み。

私の場合

何かを身をもって知るときは大抵痛みが生じる。

 

反省とか、後悔って何のためにあるのか不思議だったけど(だったら最初からやらなければいいじゃん、って思ってたから)、唯一のそれらの目的は相手を理解するってことなのかも。

(完全に理解はできないけど、よく聞いてわかろうとすること。)

 

理解してほしい、って思うとどうしてもアウトプットが多くなって逆にインプットが出来なくなる。

でも相手に不信感を感じてしまうと、自分の気持ちを吐露することでさらに悪い状況になるんじゃないかって不安になるから悶々としたまま黙る。すねる。

今まではそれが溜まったままだった。

 

でも、今日はいいや、言ってみようと思った。

 

わたしからすると口論やケンカは相手を嫌いになるプロセスだから避けたい。

議論は声のトーンが怖いといやだ。

とにかく、わたしにとって相手の考えに非を打ちつけるのは心のシャッター全部閉めるのとおんなじ作用がある。

 

だけども。

嫌われたくない、と思って黙ったままでいたら

近いうちになんでもないことで相手を嫌いになってしまうと思った。

矢印の方向が違うだけで、結果はおなじだ。

 

だから思い切って自分の気持ちを言ってみた。

相手の考えと反対というか、打ち消すような感じの内容だったけど、わたしはこう思った。だからそんな事を言われてひどくびっくりしたし、悲しい気持ちになったと。

 

そっかあ。と彼女は言って

彼女の気持ちも伝えてくれた。

私が全く想像してなかったことだった。

 

私はとても恥ずかしくなってしまって、

少し黙ってしまって下を向いてしまった。

 

本当に思いもよらないシチュエーションが世の中全土のバックグラウンドで延々と巡っている。

わたしの世界はこうやって人に少しずつ広げてもらうのかもしれない。

 

ずっと前に教えてもらったことが、実感としてこんなりジリジリと頭の中を焼いていくとは思わなかった。

 

自分の中の当たり前は一歩外へ出ればあまりにも意味がなくてさ。

 

なんで彼女の言葉にこんなに反応してしまったんだろう、とか。

何でこの事象をこの感情に結びつけてしまったんだろう、とか。

 

すごいぐるぐる考えてしまった。

 

ただ、恒常的な感情は

彼女を友達として好きでいたい、と思っているから否定するより理解したいと思ったみたいで思考の目的が相手を理解する、に切り替わったのを感じた。