それ以上を奪っていった
それが、
何もかも。
全部。
唯一無二。
だから、天井も知ってしまった。
おそらくもう、手に入らないことも。
そして同じものは絶対ありえないことは確定している。
わたしの人生の、絶頂。
それはもう奪われた。
でもよかった。
一番しあわせな喪失感だ。
望んだ以上に失うことができた。
なんでも鎧のようにかためるわたしから
消えていってしまった。
マイナスなのにプラス
ゼロなはずなのに感じることができる。
もらった瞬間に
奪われた
みたいだ。
おかわり、はもはや別物の奇跡
ただ、
またあなたに触れたい。