シンク

色々考えていると、主に後頭部の左側が熱くなるのがわかる。

PCのCPU使いすぎて熱くなっちゃうやつみたいだ。

頭から水を被ってもそれはあんまり変わらなくて、ポタポタと垂れ落ちる水滴のモーションがなんかドラマティックだなあと。

自然に湧き起こる気持ちは頭つかわないのかな。

全部ナチュラルに生きていけたらコスパもいいんだろうけど、そうなってしまってはわたしは生き残れないってわかってるから、嘘みたいな取り繕ったものが本音防止シートとして、一枚頭蓋骨をくるんでるようなイメージ。

ふざけたことに喉にも同じ機能がついてる。

かしこくないのにかしこく生きようとするから無理がたたって、余計に上手く立ち回れなかったり、自分の実力以上の期待が首を絞めてはコーヒーの量が増える。

ずっとグレーミックスの酸素と背景と足元の中にいるような、ぬかるみを歩いているようなそんなもどかしさを知っている。

キャンセルしようと思ったら割といつでもできる世の中なのに、作業までも一人きりでやらなきゃいけないなんてみじめすぎる。ていうか、もうその時には脳みそ膠着して、シナプスなんてほとんど光らなくて、絵に描くような位置にあるこころがガリガリに殴り書きされて痛むだけなのに。

笑うことすらひとつの演技で、目元の筋肉なんとか調整したい。

嫌いな人の前の方が本音言えるって笑える。

どう思われてもいいというか、相手を傷つけてもいいとか思っちゃってるんだな。自分の思考の方向性は人を傷つけやすいってわかってるんだな、いつからだろうか。

わたしは必要なのかな。

わたしにとって。