あたらしいものをつくるとき

妄想の打ち付け合いの最中に放り出されて、わたしの白も黒も散り散りに、引き裂かれてどこかへ飛んで行っちゃったり、土の中に隠れてしまったり、くたくたに伸び切ってもう自分の中に取り戻すのも疎まれるような形にしてしまった。

 

こんな時に、あのひととあのひととあのひとと、で打ち合っていた苛烈な火花を思い出しては、どうせ怖いくせに思いっきり影響されてみたいと、妄想に身を乗り出しちゃうのだ。