「私が望まない」というだけの別の愛の形
本や、歌や映画、なんていうのか
人生の参考資料、をひとつも見ていなかったら
どんな価値観になっていたのかなあって
思う。
何もかもなかったことにして
自分の中の蓄積されたロマンスを消した時
望んでいる愛情っていうのは
単純に
私をひたすら愛して最優先してくれること、なんだと思った。
でもそんなこと言えるわけない。
わたしは我儘だから、
それを叶えられるのって一体だれなんだろう。
そんなのは愛じゃない、と跳ね除けてきたものが
今になってやたら欲しい。
きっと
間違ってるのかもしれないけど
無条件に愛されたいのだ。
わたしを無条件に愛したいひとっているのかしら。