甘えたい。
性欲の話をまあまあ気心知れた
どうでもいい人と話すことがある。
どうでもいい、というのはまあそのまま。
一緒にいる時間以外思い出すことないひと。
で。
どうせ二度と会うことはないだろうということで、本音を出してしまうことは稀にある。
で、まさかの2度目があったが為に痛い目を見たのはいうまでもないんだけど。
わたしはセックスが好きだ。
もっというと、
力任せに押さえつけられて抗えない感覚に落とされるようなのと、目の前の私だけがその時のその人にとっての唯一だと感じられる時。
「欲を満たす」というのと「傷つける」は別次元の話だと思うんだ。
あとたぶん
その人の考える「女の子扱い」が
「ほんとは私がして欲しいけど、そんな自分は絶対にだしてはならん。」と思ってるものに合致してる時
わたしは女であるということを痛いほど実感する。
そうでなくても、自分ひとりでは感じ得ないことばかりがその時間には起きては消えて、また起きて、ひどいと体に残っていってしまう。
だいきらいな女
だけど
女でいたい
強くて、わたしとは作りの違う体躯に抱かれてほっとしたい。
ひとりでは得られない快楽を与えられて時折受け止めきれず泣いてしまったりしたこともあったけど、そんなとき目元や額にキスして大丈夫だとあやして欲しい。
代わりにそうだね、色々快楽を差し出すからさ。
こころはわたしには見えづらい。
見えてしまったらきっともう耐えきれないからそうなってるんだろうけど、
身体の違いだけでこんなに安心するのって不思議だし、ありがたいことだ。
抱きしめられて、髪を撫でられて
この世でいちばん弱くて愛おしいものを守るように触って欲しいのだ。
逆に仕事の時に変に女扱いしてくるひとは心の中で中指たててしまうけど、きっとその反動が大きいのかもしれないのかな。
もっと普段から甘えろよ、とか言われるけどできることはひとりでやりたいのだ。
そういうタチである。
諦めた時と
大好きなひととする時
どっちにせよ、
体より心が縋ってるんだ。