結わえる。

 

我慢と自己犠牲と奔放と傲慢と見栄

 

そういったものを手放す為に

敢えて色々な事を知ってきたけども

 

未だに分からないことがあって、

わたしの中でもはやどうしたらいいかわからないことのひとつ。

 

激しい恋のぶつかり合いでなくてもいいから

柔らかい空気の中でふと、相手の顔を浮かべては喜んでもらえるだろうかと思いを馳せること。

恋ではなく、愛情と呼びたいと思えるものを

知っていきたい。

なんでも受け入れるとかではなくて、

拒否もしながら丸ごと包み込むような、空気をはらんだ油のような水のようなそんなかんじ。

 

足りないというか、消えてしまうんだろうからもうすぐ。

苦しいのは

赤ちゃんと呼ばれても子供だ。と様されても

次から次へと目移りはできない。

ダメならダメなんだ、じゃーいいや。とはなれない。

 

両手はぎゅっと握ったまま

人を好きになる、ということを拒絶してる。

相手に嫌われないようにその場を過ごすことはうまくなったし、それなりのことを言えるようにはなったし。

嘘も、相手を傷つけないなら顔色かえずに言えるようにはなってしまった。

 

優しくできる。

でも、相手を好きにはなれない。

本当のことなんて、言ったってわからないでしょ。と思ってしまう。

踏み込んでこないで。中途半端に。

と思うから。

わたしを傷つけていいひとも、

好きになっていいひとも

決めている。

なんていつまで言っていられるのか。

 

試しに結婚してみなよ。

とか

子供作ったらいいじゃん。

とか

簡単に言ってくるけど、正直わたしは頭にきている。

 

わたしにとって結婚は、

お試しでも

子供をつくることでもないから。

 

ずっと湧き続ける愛情の注ぎ先を見つける、

それだけだ。

子供だって、生活だってただの結果でしかない。

現実的にはそうはいかない、とか言ってくるけど勝手にしてくれと思う。

 

他の人にできなくても、わたしは実行する、と思うからだ。

過去何度か結婚する機会はあった。

全部やめた。

けど、まだ何もわからなかった。

今もわかっていないけど、

知りながら、相手にあげられるものを増やしていきたいと思うからまだ諦めずにいる。

 

本当は色んな人と付き合った方がいいのはわかる。

でもだめなんだ。

 

本当に何度も書いてるけど、記憶喪失くらいにならないとだめなんだ。

もしくは、家族が人質とかに取られてこの人と結婚しろとかそういう状況にならないと無理だ。

 

わたしを好きな人はわたしの何を信じて、

わたしの何をどう見て、好きになったんだろう。

こわくて仕方ない。

期待はずれだったら、違ってたら、いなくなってしまうんでしょう?

だから、初めからわたしからいなくなるよ。

というか、あなたを好きにならないよ。 

そしたら嫌いになってくれるでしょ。

 

善意のつもりで牽制して

できるだけ、傷つけないように。

ごめんね、って。

いつかの一郎さんみたいにちゃんと

「大事にしたい人がいる」って言えたらいいのになんて思いながら。

人の失恋を自分の失恋で塗り潰して、卑怯にも相手を慮るフリをして何度も傷ついてる。

 

はあ。

道半ばすぎる。