去る時間の隙間に
ある時ふと考える
ひとりぼっちってなんだろって。
わたしはわたしで
確立されたひとりの人間だ。
つながりってなんなんだろう、
DNA
単純な肌の重ね
おしゃべり
思い出
大切に思う
自然と体に染みついてるもの
墓石
書きたかったことはなんだったか
なにかと引き換えに
どんどんメモリーが消えていってしまう
覚えてなくてもいいことは覚えてるのに
これだけでいい、って思った事も
だんだん薄くなっていってしまう
望まない日々の繰り返し、
続かない事の為に延々と続ける人生の消費
永遠性を手に入れたいのに
永遠に変わらないものはないから
わたしだけは変わらないでいたいのに
「変わってしまった」という
その人が変わったことに気がついてない。