夢の中で、空っぽでさよなら。

タクシーの中で肩を抱かれて、そのままもたれかかって彼の心臓の音を聞く夢を見た。

何も話すことなかったけど、わたしの頬は少し赤らんで彼の胸と、体の距離が嬉しくって目を閉じた。

 

起きた時胸があったかくて、とても嬉しくて。

だから手の置き場が枕だったとわかったとき、

かなりがっかりして「ぇえ〜〜…」って負担にうつ伏せた。

 

わたしは、

外側に何も持たずに死ぬってことが今の目標。

だから、子供も産まない。

資産も作らない。(お金は貯めるけど、最終的には寄付するとかでなくす)

持ち家とかはいらない。

誰かに継がせなくては、「後をよろしく」と言わなくてはいけなくなるようなものは作らない。

 

全部、借り物でいい。

 

ただ、好きなひとに関しては短期間でもいいから借り物はいやだ。

イーヤー。

相手を所有する、というよりも

自分の愛情を確定させたい。

満たせるコップを持ってる相手がほしいなあ。

 

それで言うと、今日の夢の相手は誰だったんだろう。

また会えるのであれば、空っぽのわたしを、どうぞ宜しく。